このページでは、バタフライ弁に使われる流体の種類や、液体・気体・粉体用のバタフライ弁を取り扱うメーカーなどを紹介しています。
バタフライ弁が使われる流体の種類には以下のようなものがあります。
ただしバタフライ弁は汎用性が高いといわれていますが、固体粒子を含む流体の使用は向きません。
なお、バタフライ弁の特性では、「急な開け閉めが可能」「流水調整が可能」「気密性が良い」などの長所があります。一方短所としては、弁体に用いられる弁座(シート)の材質によって使用可能な温度と流体の種類が決定するため、シートがゴム製の場合、高温・高圧の流体の使用には不向き。高温・高圧な流体を使用したい場合にはメタルなどの素材を使用します。
そもそも流体とは、液体と気体の総称です。少しの力を加えると簡単に変形する物質であり、固体は流体に含まれません。
また、流体には粘性と圧縮性があり、粘性流体・非粘性流体・圧縮流体・非圧縮流体に分類できます。たとえばはちみつのような流体を動かすときに抵抗力が働く流体は粘性。外部からの圧力や温度変化によって圧縮・膨張する性質をもつ流体は圧縮性です。
化学薬品や石油オイル関係、高圧蒸気や高圧流体に使用可能なハイパフォーマンスバタフライ弁。オーケーエム独自のメカニズムによって最高使用圧力2.0MPaを実現しています。また、二重偏芯機構となっており、低トルク・長寿命であるのも特徴です。シートは合成ゴム・テフロン・メタルに対応可能。
オマール社が開発したバタフライバルブは2種類。「Waferタイプ」と「Lugタイプ」で、Lugタイプは圧力下で反対側を切り離してメンテナンスする際に使用するのが特徴です。開閉インジケータ、空圧アクチュエータ、電気アクチュエータと組み合わせて使用することも可能です。
二重偏芯機構によりスムーズな動きを実現。面間がコンパクトなため簡単に配管を行えます。標準で4ガラスファイバ入りPTEEシートを装備しており、幅広い流体に対応可能。要望に応じて合成ゴムやメタルシートにも変更可能です。
バタフライバルブに求められる機能を徹底追及してつくられた製品。使用温度範囲は-20℃~+120℃まで対応。(NBRシート/EPDMシート)また、ゴムシートをボディに加硫接着しているため、高流速にも対応できます。シール性能も安定しています。
医薬や医療向けの粉体用バタフライ弁。軽量で配管が容易なうえ、シンプル構造と工具レスにより分解・組立もスピーディに行えます。
粉体用に軽量化しており、工具も不要。コンパクトな設計で省スペースな場所に設置可能です。材質はSUS304・SUS316L(接液部)であり、シートリングはシリコンゴム製。ハンドルの角度を変えることもできます。
サニタリー性に優れており、工具不要で分解洗浄が簡単。取付・取り外しを簡単に行えるヘルール接続を採用しています。また、ロック機能がついており、弁の誤開閉を防止。材質はSUS304またはSUS316Lから選択できます。
低圧ガス遮断専用に設計・製作された、軽量かつコンパクトなバタフライ弁。弁体や弁座のゴム材料の表面にテフロンフィルムを加硫接着しているため、接着強度が高く気密性に優れています。弁棒は二重偏芯構造を標準採用。
燃焼機器の空気やガスを制御するために設計されたバタフライ弁。一般商用ガスや空気などの流体に適しており、遮断用途には使用できません。型式にはフルポート型とレデュースポート型、高圧力損失型があります。
オーケーエム
画像引用元:株式会社オーケーエム公式サイト
(https://www.okm-net.jp/)
クボタ
画像引用元:株式会社クボタ公式サイト
(https://www.kubota.co.jp/product/valve/index.html)
KITZ(キッツ)
画像引用元:株式会社キッツ公式サイト
(https://www.kitz.co.jp/)
※2022年1月に「バタフライ弁」「バタフライバルブ」「バタ弁」で検索し、該当した上位30社を調査した際の情報を基にしております。「オーケーエム」は創業年数と専門性、「KITZ」は取り扱うバルブの種類、「クボタ」は水道用バタフライ弁の取り扱い数がそれぞれ最も長い・多いため選出しました。