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ダブルフランジバタフライ弁

ダブルフランジバタフライ弁は、フランジ接続を持つバタフライ弁の一種です。配管の両端に取り付けられることから「ダブルフランジ」と呼ばれます。ダブルフランジバタフライ弁はどんな場面で用いられるのかを知ることで、より効果的な方法で使用できるでしょう。

ここではダブルフランジバタフライ弁の仕組みや特徴、メリット・デメリットなどを紹介します。

ダブルフランジバタフライ弁とは

ダブルフランジバタフライ弁は、配管の両端に取り付けられる弁です。高い耐圧性と安定した固定方法により、大型配管や高圧系統での使用に適しています。水処理や石油・ガス、化学プラントなどの産業で使用されることが多いバタフライ弁です。特に、高圧で高流量の配管でよく用いられています。

ダブルフランジバタフライ弁のメリット

ダブルフランジバタフライ弁は、ダブルフランジ構造になっているため、高い圧力に耐えられるパワーがあります。フランジ接続は強固な固定方式で、配管システム全体の安全性向上にも役立つでしょう。大口径の配管や高圧条件下で使用可能です。フランジ接続によって弁が配管内でしっかり固定され、振動や圧力変動で弁が緩んだり損傷したりする心配もありません。

さらに、漏れを防ぐ点も特徴です。高圧や高流量のシステムで使用する場合は、漏れによって事故や損害が発生します。ダブルフランジバタフライ弁にすることで、シールがしっかりとして漏れによる事故や損害を防いでくれます。配管システムそのものの剛性も向上するでしょう。

このような特徴のあるダブルフランジバタフライ弁は、幅広い用途での使用が可能です。石油・ガス、化学プラント、水処理などの産業で使用されています。特に耐久性が求められる環境には、ダブルフランジバタフライ弁がおすすめです。

ダブルフランジバタフライ弁のデメリット

ダブルフランジバタフライ弁のデメリットは、重量が重いことです。フランジ部分を含めると、どうしても他のバタフライ弁と比べて重さが増します。特に大口径に用いられる弁は、重くなって取り扱いが難しいでしょう。取付作業が複雑になるため、設置コストが増加する恐れがあります。

また、フランジ接続部分があるため、設置するには一定のスペースが必要です。狭いスペースでは設置できないので、配管設計で余裕のあるスペースを確保しなくてはなりません。

さらに、気を付けたいのは小口径での使用時です。ダブルフランジバタフライ弁は、大口径での使用を基本としているため、小口径の配管システムに使用した場合、コスト・重量の面で過剰設計となってしまう恐れがあります。オーバースペックすぎると反対に使いにくさを感じやすいため、他のタイプのバタフライ弁を検討しましょう。

ダブルフランジバタフライ弁の事例

Fisher™ A31Dダブルフランジバタフライバルブ

スプライン付きドライブシャフトまたはキー付きドライブシャフトを備えている、ダブルフランジバタフライバルブです。

参照元:EMERSON公式HP(https://www.emerson.co.jp/ja-jp/catalog/fisher-a31d-ja-jp

704G/722F/720F

とてもシンプルな構造で、手ごろな価格が特徴です。JIS F 7480 適合品各種船級協会認定取得しており、造船や各種工場、プラントなどの用途で利用できます。また、本体はシートリングでカバーされているため、腐食の心配がなく長寿命です。

参照元:TOMOE公式HP(https://www.tomoevalve.com/product/valve05/00019.html

ダブルフランジバタフライ弁を活用しよう

ダブルフランジバタフライ弁は、フランジ接続を持っており、特に高い耐圧環境で大口径での使用を基本としています。重量があるため、設置にかかる手間やコストは増える可能性が高いですが、目的に合わせて使用を検討しましょう。

以下のページでは、バタフライ弁の基礎知識などをまとめてありますので、ぜひチェックしてみてください。

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