バタフライ弁のなかには、更新対応のタイプがあります。既設弁の更新に対応しているだけでなく、伸縮機能も備えているため、使い勝手が良いバタフライ弁です。更新対応のバタフライ弁について、特徴や事例を解説します。
更新対応のバタフライ弁とは、既存弁の更新に対応したタイプです。更新対応のバタフライ弁の役割は、配管を流れる流体の制御です。レバーを回して弁棒を回転させることによって、流量を調整します。
バタフライ弁は劣化するため、一定年数が経過すると更新が必要になります。更新の際には伸縮継手が必要となり、手間や時間などのコストがかかります。そこで更新対応のバタフライ弁を使用すれば、伸縮機能が付いているため更新が容易です。
更新対応のバタフライ弁を活用することで、既存弁の更新に対応できることから、工費削減と工期短縮が可能です。伸縮継手などの部品も必要ないため、作業効率をアップできます。
更新対応伸縮機能付バルブシリーズは、水道面間で伸縮ができる製品です。更新時に伸縮継手が不要となり、更新にかかる工事の手間が大幅に省けます。内外面粉体塗装が施されていることから錆に強く、長期間使用できる更新対応バタフライ弁です。
フランジ伸縮機能が搭載されている更新対応バタフライ弁で、特殊ボルトだけで操作できる点が特徴です。既存弁の更新に対応しているため更新時に本来必要な伸縮管も継ぎ輪も必要ありません。コストを抑えながら、なおかつ工事期間も短く済みます。
アジャストバタには電動式と手動式があり、水道面間の伸縮機能が付いているので、既存のバタフライ弁が老朽化した際に簡単に更新できるように設計されています。また、緊急遮断弁として使用することもでき、コンパクトな弁室の設計が可能です。
新型面間調整バタフライ弁には面間調整機能が付いているため、止水ゴムの調整が不要な点が特徴です。また、フランジの傾きに対する調整機能も付いているため、球面座金により締め付け時の信頼性が向上します。
そのほかに、偏心調整機能や穴転び調整機能などが付いている点も特徴で、作業効率の向上につながります。交換作業の工程を減らして工期を短縮できるのが、新型面間調整バタフライ弁を使用する大きなメリットです。
バタフライ弁は30年程度で老朽化し、交換が必要となる部品です。しかし、既存製品と新規製品が合わない場合には、工事の費用や期間がかかってしまいます。そこで更新対応バタフライ弁を活用すれば、工費削減と工期短縮が可能です。更新対応バタフライ弁にはさまざまな種類があるため、必要な機能を有している製品を選びしましょう。
以下のページにはバタフライ弁の基礎知識などをまとめてありますので、以参参考にしてください。
オーケーエム
クボタ
KITZ(キッツ)
※2022年1月に「バタフライ弁」「バタフライバルブ」「バタ弁」で検索し、該当した上位30社を調査した際の情報を基にしております。「オーケーエム」は創業年数と専門性、「KITZ」は取り扱うバルブの種類、「クボタ」は水道用バタフライ弁の取り扱い数がそれぞれ最も長い・多いため選出しました。