バタフライ弁におけるハードシールとソフトシールにはどのような違いがあるのでしょうか。ハードシール・ソフトシールの違いについて、バタフライ弁の製品事例とあわせて紹介します。
バタフライ弁には、主にハードシールとソフトシールの2種類があります。これらのシールタイプはそれぞれ異なる特性を持ち、使用する環境や用途によって選ばれます。ここでは、ハードシールとソフトシールの違い、特にその特徴、メリット、デメリットについて詳しく解説します。
ハードシールは、金属製やセラミック製のシートを使用します。これにより高い耐熱性や耐圧性を持ち、過酷な環境での使用が可能です。
ハードシールのメリットとしては、極端な温度や圧力にも対応できる点が挙げられます。また、長寿命でメンテナンス頻度が低いことも利点です。しかしデメリットとしては、ソフトシールに比べてシール性がやや劣ることがあり、シール面の微小な歪みや欠陥によってリークが発生しやすい点が挙げられます。さらに、製造コストも高くなるため、初期投資が高い場合があります。
ソフトシールは、ゴムやPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)などの柔らかい材料を使用します。これによりシール性が非常に高く、リークを防ぐことができます。
ソフトシールのメリットとしては、比較的安価で製造できること、そして幅広い用途に適応する点が挙げられます。また設置やメンテナンスが簡単で、特別な工具を必要としません。しかしデメリットとしては、耐熱性や耐圧性が低い点があります。高温や高圧の環境では劣化しやすく、その結果、頻繁なメンテナンスや交換が必要となることがあります。
防爆電動フランジ3偏心ハードシーリングバタフライバルブは、任意の位置に設置可能なバタフライバルブです。シーリング部品は交換でき、シーリング材の耐老化性や耐食性などに優れています。
参照元:AUTORUN公式HP(https://ja.autorun-china.com/electric-valve/electric-butterfly-valve/explosion-proof-electric-flange-three.html)
ニューソフトシールバタは、標準タイプとハイスタンドタイプの2種類あり、状況に合わせて選択できます。弁箱に脚座が一体形成されているため立ち置きが可能です。また手動操作機上部にある開度表示がキャップの開閉方向と同一のため、開度確認を行いやすいのも特徴となっています。
参照元:清水合金製作所公式HP(https://www.shimizugokin.co.jp/item.php?i=30&w=&s=)
バタフライ弁は、その優れたコントロール特性と密閉性能により、さまざまな産業で広く利用されています。その中でも、特に密閉方式において「ハードシール」と「ソフトシール」の2つのタイプがあります。それぞれの特性を理解し、適切に使い分けることで、システムの効率や耐久性を飛躍的に向上させることが可能です。
以下ではバタフライ弁に関して押さえておきたいポイントを紹介しているため、ぜひ参考にしてみてください。
オーケーエム
画像引用元:株式会社オーケーエム公式サイト
(https://www.okm-net.jp/)
クボタ
画像引用元:株式会社クボタ公式サイト
(https://www.kubota.co.jp/product/valve/index.html)
KITZ(キッツ)
画像引用元:株式会社キッツ公式サイト
(https://www.kitz.co.jp/)
※2022年1月に「バタフライ弁」「バタフライバルブ」「バタ弁」で検索し、該当した上位30社を調査した際の情報を基にしております。「オーケーエム」は創業年数と専門性、「KITZ」は取り扱うバルブの種類、「クボタ」は水道用バタフライ弁の取り扱い数がそれぞれ最も長い・多いため選出しました。