バタフライ弁におけるポジショナとはどのようなものなのか、ポジショナを内蔵できるバタフライ弁の製品事例と合わせて紹介します。
バルブにおけるポジショナの役割は、バルブの動作精度と安定性を高めることです。ポジショナは、制御信号に基づいてバルブの開度を適切に調整し、プロセス条件に応じてバルブ位置を正確に設定する役割を果たします。これによりプロセスの制御精度が向上し、流体の流量や圧力を適切に管理することが可能です。
またポジショナはバルブの応答速度を速め、過渡応答の安定化にも寄与します。バルブが設置された環境や用途に応じて、電気式や空気式などの様々な種類のポジショナが用いられ、適切な制御が可能となります。
電動操作機と締切機能を持つバタフライバルブを一体化した自動制御弁です。このバルブは多様な調節計や手動スイッチとの併用により、任意の位置制御や位置比例制御を行うことができます。空調システムの温水や冷水、または産業用装置におけるさまざまな流体の流量管理に広く利用されています。
参照元:東邦製作所公式HP(https://www.ome-toho.co.jp/valve/revolve_valve)
電動モータ式のウエハ型バタフライバルブは、オプションで電動ポジショナを内蔵することが可能です。これにより開度コントロールが可能になります。
参照元:フルード工業株式会社公式HP(https://www.fluideng.co.jp/products/valve/wafer-bv.html)
振動式バタフライ弁は、GMPに対応し、分解洗浄性にも優れています。電空ポジショナに4-20mAを入力し、0~90度の任意開度に制御することが可能です。構造がとてもシンプルで、排出弁の開度を任意に調節、加振、供給速度をコントロールでき、高精度な秤量を達成できます。
参照元:赤武エンジニアリング株式会社公式HP(https://www.akatake.co.jp/product_b/2024/05/6499/)
空気圧式ロータリドライブ付きボールバルブ / バタフライバルブは、単動または複動駆動として使用可能です。ポジショナやパイロットバルブ、位置フィードバックなどを取り付けることができます。
参照元:ビュルケルトジャパン株式会社公式HP(https://www.burkert.jp/jp/type/8805)
ポジショナを内蔵したバタフライ弁は、工業プロセスにおいて非常に効率的です。特に液体やガスの流量制御において、その正確さと速さが求められる場面で威力を発揮します。このシステムは、伝統的な手動調整と比較して高い精度と信頼性を持ち、労力と時間の節約に大いに貢献するでしょう。
以下ではバタフライ弁に関して押さえておきたいポイントを紹介しているため、ぜひ参考にしてみてください。
オーケーエム
画像引用元:株式会社オーケーエム公式サイト
(https://www.okm-net.jp/)
クボタ
画像引用元:株式会社クボタ公式サイト
(https://www.kubota.co.jp/product/valve/index.html)
KITZ(キッツ)
画像引用元:株式会社キッツ公式サイト
(https://www.kitz.co.jp/)
※2022年1月に「バタフライ弁」「バタフライバルブ」「バタ弁」で検索し、該当した上位30社を調査した際の情報を基にしております。「オーケーエム」は創業年数と専門性、「KITZ」は取り扱うバルブの種類、「クボタ」は水道用バタフライ弁の取り扱い数がそれぞれ最も長い・多いため選出しました。