バタフライ弁の据付方向には、3種類(立置・横置・平置)があります。バタフライ弁の据付方向の種類ごとに、特徴や事例をご紹介します。
バタフライ弁の据付方向とは、バタフライ弁を設置させる際の向きです。立置・横置・平置の3種類があります。据付方向を間違うと、バルブの性能が発揮されにくくなるため、気をつけなければなりません。それではバタフライ弁の据付方向ごとに、特徴を解説します。
据付方向が立置のバタフライ弁の場合には、水平になっている配管に弁棒が鉛直になるように設置します。
据付方向が横置のバタフライ弁の場合には、水平な配管に対して弁棒も水平になるように設置します。
据付方向が平置のバタフライ弁の場合には、 鉛直な配管に対して弁棒が水平になるように設置します。
バタフライ弁を取り付ける際には、基本的に操作しやすい方向に設置することが望ましいです。設置前には、バタフライ弁のレバーやハンドルの位置を確認しておく必要があります。
ただし、バタフライ弁を自由な方向に設置できるわけではありません。弁棒の向きや取り付け方によっては、操作しやすい方向が必ずしも良いというわけではないことを覚えておきましょう。そのため、取り付ける際には弁棒の方向に注意する必要があります。
バタフライ弁を設置するときには、「ずれがないか」や「傾斜はないか」も確認する必要があります。実際にバタフライ弁を使用したときに、ずれや傾斜があると効果を発揮できないからです。
また、アクチュエータを上側にして取り付ける必要があるため、事前に確認してから取り付けしましょう。そのほか、配管やガスケットにバタフライ弁が当たらないかどうか確認しておかなくてはなりません。
水道用バタフライ弁には、一般的な大きさのタイプと大口径用のタイプが用意されています。立形・横形があるため、据付方向に合わせて選べる点が特徴です。弁棒の位置や操作しやすい方向などを事前に確認してから取り付けてください。
参照元:株式会社清水鐵工所公式HP(https://shimizu-valve.co.jp/p-tsusuiseiryu/)
フランジ形バタフライ弁は、操作方法により手動キャップ式・手動丸ハンドル式・電動式などのタイプに分かれます。電動式であれば据付方向にこだわる必要がありませんが、手動式を選択するならレバーやハンドルが引っ掛からない方向に取り付けなければなりません。
しかし開閉のタイプが右回し・左回しに分かれており、立形・横形・平置形のどの据付方向にも対応できるため、操作しやすい位置に据付しましょう。実際にバタフライ弁を設置する場所を確認し、事前にどの方向に設置するかをチェックしておくことが重要です。
参照元:【PDF】株式会社久クボタ商品カタログ(https://www.kubota.co.jp/product/valve/support/pdf/bua1.pdf)
一般的なバタフライ弁の据付方向は、立形・横形・平置形の3種類です。どの方向も対応できる商品や1方向もしくは2方向にだけ対応する商品などがあります。バタフライ弁の特徴をよく理解したうえで、据付方向を検討しましょう。
以下のページではバタフライ弁に関して押さえおきたいポイントを解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
オーケーエム
画像引用元:株式会社オーケーエム公式サイト
(https://www.okm-net.jp/)
クボタ
画像引用元:株式会社クボタ公式サイト
(https://www.kubota.co.jp/product/valve/index.html)
KITZ(キッツ)
画像引用元:株式会社キッツ公式サイト
(https://www.kitz.co.jp/)
※2022年1月に「バタフライ弁」「バタフライバルブ」「バタ弁」で検索し、該当した上位30社を調査した際の情報を基にしております。「オーケーエム」は創業年数と専門性、「KITZ」は取り扱うバルブの種類、「クボタ」は水道用バタフライ弁の取り扱い数がそれぞれ最も長い・多いため選出しました。