緊急遮断式のバタフライ弁は、配水池などに設置されているバタフライ弁です。災害や事故によって給水管が破損してしまった際、異常を検知して自動で緊急遮断式のバタフライ弁が作動します。ここでは緊急遮断式バタフライ弁の特徴や製品事例などを紹介します。
緊急遮断弁は、緊急時に作動するのが大きな特徴です。地震・事故によって給水管が破損したり破裂したりした場合、給水管を流れる水の量には変化が生じます。変化を自動で察知するようになっており、水道水の過度な流出を防ぎます。
配水池の出口を緊急遮断式バタフライ弁で遮断して、管路破損にともなう浸水の二次被害を防止します。
耐震パイプの前後で水を遮断し、管路内にある水を確保します。
広場の地下にタンクなどを埋設して、地震や災害の際には管の前後を遮断し、住民の飲料水を確保します。
停電が発生した際、バルブを遮断して沈砂池のオーバーフローを防止します。
バネによる駆動で、弁の遮断・解放を確実に行う、安定した作動が特徴です。使い勝手を考え、駆動は2線式と4線式を用意。豊富な品揃えで受注後、1ヶ月ほどの短納期を叶えています。
受水槽の緊急遮断システムに使用できる、電動のバタフライ式緊急遮断弁です。感震器を内蔵したCB型制御盤と組み合わせて使用が可能です。バタフライ式なので、軽量・小型である点が特徴。省スペースで取り付けられ、施工も容易に行えます。また接液部分には錆びない材質を使用しており、長寿命です。
4つの異常検出方法を備えている緊急遮断式バタフライ弁です。使用する条件に応じて、異常検出方法は選択できます。また特殊クラッチを介し、開閉装置とバルブ本体を連結しているため、手動切り替えも不要。断水せずに、異常検知してバルブの閉鎖までの動作確認が可能です。
遮断動作を開始させるために、異常検知の設定値は広範囲で設定可能。変更も容易に行えるのが特徴です。さらに閉鎖速度の調整も行える油圧緩衝装置が備えられており、ウォーターハンマー防止にも役立ちます。
駆動源にイニシャルトルクを発生させる炭酸ガスカートリッジを使用している緊急遮断弁です。炭酸ガスカートリッジなので、確実な作業力が特徴。付帯設備も不要です。
弁部にはポール弁を採用し、流体の配管ラインを緊急遮断する防災機器として使用できます。水平・垂直のどちらの配管にも取り付けられるため、さまざまな配管に取り付け可能です。
緊急遮断式バタフライ弁は、災害時に役割を果たす大切なバタフライ弁です。軽量化・省スペース化が進められており、より使い勝手の良い緊急遮断式バタフライ弁を開発する企業も増えています。
用途や目的に合わせて、適した緊急遮断式バタフライ弁を見つけましょう。
以下ページでは、緊急遮断式バタフライ弁以外にも、バタフライ弁に関する情報を紹介しています。状況に合わせたバタフライ弁をお探しなら、ぜひ参考にしてください。
オーケーエム
クボタ
KITZ(キッツ)
※2022年1月に「バタフライ弁」「バタフライバルブ」「バタ弁」で検索し、該当した上位30社を調査した際の情報を基にしております。「オーケーエム」は創業年数と専門性、「KITZ」は取り扱うバルブの種類、「クボタ」は水道用バタフライ弁の取り扱い数がそれぞれ最も長い・多いため選出しました。