バタフライ弁の中には消防認定制度によって認められたものがあります。ここでは、概要や消防設備における認定品と評定品の違い、どういった製品事例があるのかなどを紹介します。
消防認定品とは、一般財団法人日本消防設備安全センターによって定められているチェック項目をクリアした製品のことです。一般財団法人日本消防設備安全センターは、自治大臣の許可を得て設立された団体であり、消防用設備など点検業務や認定を行っている組織のことをいいます。
消防認定品は日本消防設備安全センターから消防法施行規則などによって定められているバルブと同等以上の性能を有することが認められている製品です。
認定を受けている製品には認定証票が交付されています。
ビルや屋内駐車場といった消防防災設備にバルブを使用する場合は、この消防認定品かJIS認証品を選ぶ必要があるので、該当箇所で使用する場合はよく確認しておきましょう。
消防認定品は、万が一、火災が発生した際、その被害拡大を防ぐための性能が認められたものです。
消防用機器は検査機関による試験や検査を行い、合格の認定を受けたものでなければ販売・使用できないと定められています。
なお、消防認定品の性能が保証されるのは、正しく使用された場合のみです。例えば、製品仕様を外れて使用した場合などは保証されている機能や安全性が発揮できない可能性があるため、注意しましょう。
認定日と似たものに「評定品」があります。
認定品とは、一般財団法人日本消防設備安全センターが検査を行い、省令で規定した技術上の規格をクリアしていることが認められたものです。
一方、評定品とは、省令で規定した技術上の規格に準じた性能評価がされたもののことをいいます。
より安全性が高いものを選ぶ場合には、認定品を選択しましょう。
最高使用圧力は1.0MPaで、結露に強い特徴を持ちます。
緩やかな角度で全体に圧着する特徴を持つソフトタッチシートを取り入れていることで、無理なくシートが接触します。これにより、制御性やシール性に優れているのが特徴です。 呼び径は40~200mmまで8タイプあります。
なお、アルミ製であることから直接火炎にさらされる部分には使用できません。
株式会社オーケーエムでは目的用途別に選択できるように複数の消防認定品を用意しています。
1.0MPa仕様 アルミ合金ウェハー形ゴムシート ウォームギヤ式は、呼び径50~200Aまでの選択肢があるので、用途に応じて選択可能です。
ロックウールなどを用いて50mm以上被覆されている場合に限り、火災の際に直接火があたる場所でも使用できます。設置場所の条件はよく確認しておきましょう。
消防防災設備で使用するバタフライ弁を探す際は、認定バルブであるか確認しておきましょう。
以下のページでは、他にもさまざまなバタフライ弁関連の情報を紹介しています。バタフライ弁に関し、さらに理解を深めたいと考えている方は、こちらもぜひ参考にしてみてください。
オーケーエム
クボタ
KITZ(キッツ)
※2022年1月に「バタフライ弁」「バタフライバルブ」「バタ弁」で検索し、該当した上位30社を調査した際の情報を基にしております。「オーケーエム」は創業年数と専門性、「KITZ」は取り扱うバルブの種類、「クボタ」は水道用バタフライ弁の取り扱い数がそれぞれ最も長い・多いため選出しました。