ここではバタフライ弁の「交換時期の目安」や「交換方法」について説明します。交換が必要かどうか迷っている人はご参照ください。
バルブに異常があるときや半年~1年が経過している場合は、バタフライ弁の交換を検討しましょう。ただし、流体・温度・圧力・開閉頻度など使用条件が異なるので、交換時期はさまざまです。定期的に点検して、使用条件によって交換時期を決めることが大切です。
配管内の流体を完全に抜くか、圧力をゼロにします。また、ハンドルを反時計回りに回して、バルブを全開状態にしておきましょう。
連結ボルトナットを緩めて取り外します。このとき、対角線状に緩めるのがポイントです。植込みボルトはそのまま残しておきましょう(65mm以上のバルブ)。次に、ボンネット部を取り外し、ハンドルを回して全開状態にします。このとき、ダイヤフラムが出るので破損等に注意してください。
ダイヤフラムの取り外し方法は、ねじ込み式とバヨネット式で異なります。バヨネット式の場合は左右どちらか90度に、ねじ込み式の場合は回転させてから、PTFEダイヤフラムはクッション等とともに取り外します。
ダイヤフラムを90度回転させて取り付け、ボンネットに軽く接触させます。次に、クッションなどをボンネットに載せてから、ダイヤフラムを反転させて取り付けます。ダイヤフラムを元の形に戻し、ボンネットに軽く接触させれば完了です。
ダイヤフラムを回らなくなるまでねじ込みます。このとき、ねじ込みすぎると破損する恐れがあるので注意しましょう。1/2〜1回転ねじを戻して向きを合わせ、ダイヤフラムをボンネットに軽く接触させます。
クッション等を突起部と切り欠き部を合わせてボンネットに載せ、ダイヤフラムを回らなくなるまでねじ込みます。ねじ込みすぎると破損する恐れがあるので注意しましょう。1/2〜1回転ねじを戻して向きを合わせてダイヤフラムを元の形に戻し、ボンネットに軽く接触させます。ダイヤフラムとクッションなどを重ね合わせ、回らなくなるまでねじ込んだ後、1/2〜1回転ねじを戻して向きを合わせてダイヤフラムをボンネットに軽く接触させれば完了です。
接液面をウエス等で清掃します。液体が薬液の場合は薬傷等に注意しましょう。ダイヤフラムをウエス等で清掃したら、ボンネットの向きをあわせてボディに載せます。その後、連結ボルトナットを取り付けて手で仮締めし、呼び径ごとの規定トルク値で締め付けます。
マイナスドライバーでゲージカバーを取り外し、スパナと六角レンチでストッパーを緩めます。液体が止まる位置までハンドルを回し、ストッパーをスリーブに接触させた後、1/2回転戻します。呼び径ごとの規定トルク値で締め付けて、ゲージカバーを嵌め込めば完了です。
ゲージカバーを取り外してストッパーにスパナをかけ、ナットを緩めます。液体が止まる位置で回すのを止め、ストッパーをスリーブに接触させた後、1/2回転戻します。ストッパーをしっかり固定して、ゲージカバーを取り付ければ完了です。
配管内の圧力をゼロにして、対角線上に規定トルク値で増し締めします。
定期的に交換しないと、摩耗や劣化、腐食などによってバルブが故障する原因になります。そうなるとより大規模な修理が必要になってしまいます。そのため、定期的に点検して、交換するようにしましょう。
以下ページではバタフライ弁の「交換時期の目安」や「交換方法」をはじめ、様々なバルブを扱っているおすすめメーカーを紹介しています。バタフライ弁の導入を検討されている方はぜひご確認ください。
オーケーエム
クボタ
KITZ(キッツ)
※2022年1月に「バタフライ弁」「バタフライバルブ」「バタ弁」で検索し、該当した上位30社を調査した際の情報を基にしております。「オーケーエム」は創業年数と専門性、「KITZ」は取り扱うバルブの種類、「クボタ」は水道用バタフライ弁の取り扱い数がそれぞれ最も長い・多いため選出しました。